こんばんは。れもんまるです。
前回に引き続き新弾『オルタージェネシス』の考察を続けます。
評価はSが最上位で以下ABCDの計5段階。あくまで個人的な主観ですのでご注意を。
※評価基準の目安
S…堂々の当たり枠。環境上位に食い込む性能。
A…優秀カード。環境デッキへの採用も十分に検討できる。
B…標準クラス。他に競合相手がいなければ採用。
C…微妙。特定のカードとのシナジーがあれば採用を検討する。
D…残念枠。まずストレージで見かけることになるであろうカードたち。
凡例
・『』→エキスパンション名
・《》→カード名
・【】→アーキタイプ名
・「」→技名など
闘タイプ
・ノズパス(B)
HP80。逃げ3。基本的なスペックは『キミを待つ島々』のものと変わらないが上技の妨害効果がそれなりに優秀なので特に差支えがないならこちらを使いたい。
・ナックラー(B)
HP50。逃げ1。上技はスタジアムの確定サーチ、進化先と噛み合うをので悪くはない。技を使わないなら60ナックラーが存在しているが基本的にはこちら採用で問題ない。『ドラゴンストーム』のナックラーはコンボデッキ専用。
・ナックラー(D)
HP60。逃げ1。耐久はこちら上だが技の優秀さで50ナックラーの圧勝。
・ビブラーバ(A)
HP80。逃げ1。特性が非常に優秀。将来的に《レッド&グリーン》と合わせることを考えると《グズマ》を避けられるのは大きい。
・フライゴンGX(C)
HP240。逃げ2。特性はそれなりに優秀で《カプ・コケコ》の「回転飛行」をはじめとするバラマキを無効化できるのは悪くない。メイン技は240ダメの大技だがとにかく要求値が課題。闘エネは加速手段に乏しいため《レッド&グリーン》との組み合わせがメインになるが、中間進化をデッキに多投することによるデッキスペースの圧迫やテンポロスがついて回ることになる。手札の消費量も激しく、スタジアムの安定供給まで考えると課題は山積。
・アノプス(D)
HP90。逃げ1。お馴染み中間進化枠。研究所で引っ張り出されては技を使うこともなく進化される運命。持ち技もいたって平凡。
・アーマルド(D)
HP150。逃げ2。上技はトラッシュの《謎の化石》に応じて火力UPできる。最大火力こそ高いものの《ポケモン研究所》のみでの展開ではテンポロスが激しすぎるため、この進化ライン単体での構築は難しそう。他の化石デッキおけるサブアタッカーとして活路を見出したいが優秀な化石ポケモンが多いだけに居場所があるかはかなり微妙なところ。
・イワンコ(C)
HP60。逃げ1。上技で《虫除けスプレー》ができるが基本的には逃げ妨害ができる「おいつめる」イワンコで構わない。この進化ラインがあるということはつまり新弾はルガゾロ祭りということである。対策はしっかりしましょう。
・ルガルガン(A)
HP120。逃げ2。書いてあること全てが強い。特性及び技はどちらもかなり優秀で、《フーパ》入りのデッキへも明確な解答となる。特性により【ルガゾロ】ミラーがかなり不毛なことに。
進化ラインを組み込むデッキ以外にも鉢巻込みで《デデンネGX》をはじめ《ダブル無色エネルギー》がついた《ゾロアークGX》《シルヴァディGX》などへ有効なことから《メタモン◇》からの奇襲役としても活躍できそう。
・スナバァ(A)
HP80。逃げ2。上技で10ダメ+擬似1枚ハンデス。従来のスナバァは自身にしかエネ加速ができなかったため、技の優秀さではこちらに軍配が上がる。一応『闘う虹を見たか』に超スナバァがある。
・シロデスナ(D)
HP140。逃げ4。技はどちらも《トリプル加速エネルギー》に対応しているが下技の火力不足とデメリット効果は無視できない。上技は場持ちの補助だが《トリプル加速エネルギー》がトラッシュされてしまうことを考えるとアンチシナジーすぎる。
鋼タイプ
・アローラサンド(C)
HP60。逃げ1。0エネでベンチと入れ替えられるので性能自体は悪くない。《せせらぎの丘》に便乗できる水サンドがあるので《ミカン》をはじめとする鋼サポを使いたい場合以外は採用の意味は薄いか。
・アローラサンドパン(D)
HP120。逃げ1。上技は0エネで撃てるが事故でもこれを使ったようでは弱すぎる。下技は『フルメタルウォール 』の《ルカリオ》の方が強いがあちらも使われていないのでこっちも多分弱い。
・クチート(D)
HP70。逃げ1。上技は事故回避用の技としてはかなり優秀。やはりタッグのサポにも触れることができるのは大きい。しかしながら下技が完全にお飾りなので枠の無駄になりやすい。そもそも『タッグコール』1枚で全て解決する。
・ダイノーズ(D)
HP130。逃げ3。技はどちらも《トリプル加速エネルギー》対応だがこのスペックでコイントス要求は難しいと言わざるを得ない。《ビクティニ》の補助を受けてもたかが知れている。
・ソルガレオ(C)
HP150。逃げ2。前の記事で考察した《ルナアーラ》とのシナジーを持つポケモンでアタッカー担当。やはり2進化複数のハードルが高く、一線級の活躍は難しそう。
妖タイプ
・アローラキュウコン(B)
HP110。逃げ1。0エネで技が撃てるので【ロトム】デッキのアタッカー候補。元々「みちしるべ」《アローラロコン》が入るデッキなので選択肢が増えたことは素直に朗報だろう。《ワンダーラビリンス ◇》の邪魔をせず、各種チャームによって幅広いメタを構えられるのもGOOD。
・ルリリ(C)
HP60。逃げ0。今回のベイベィ枠。特性によりトラッシュからのエネ加速ができるので悪くはなさそう。ただし運次第かつエネの付け先はバトルポケモン限定なので採用はかなり状況が限られる。
・フラベベ(D)
HP30。逃げ1。技は妖ポケモンの2枚確定サーチと悪くないが《禁断の光》のフラベベが優秀過ぎるのでこの競争に勝てるかは今後の研究に期待したい。
・フラベベ(D)
HP40。逃げ1。技で10ダメのバラマキができるのはなかなか優秀だが、この進化ラインでする意味はそれほどない。抜け駆け進化のフラベベ優先で構わない。
・フエラッテ(A)
HP70。逃げ1。飛ばされがちな中間進化ポケモンだが「抜け駆け進化」の関係上このポケモン自体もデッキで重要な役割を担うことになる。特性が1枚の疑似ハンデスと優秀なので他のものよりこちらを優先したい。
・フラージェス(B)
HP130。逃げ2。特性は前述のフエラッテを強化したもの。ランダムとはいえ2枚の圧力はなかなかなもの。構築としてはこのカード自体の技が貧弱なので他にアタッカーを用意するかLO系のコントロールになる。『禁断の光』のフラージェスの特性でグッズの再利用ができるので《リーリエのピッピ人形》と組み合わせたLOが本線か。ただしそれにしてはCIPだけで終わってしまうこのポケモンの特性は寂しいものがある。
・ペロッパフ(C)
HP60。逃げ1。至って平凡なスペックだが技は最低限の性能を持っている。
・ペロリーム(C)
HP110。逃げ1。注目は下技。『フェアリーライズ』収録の《カプテテフ》の特性と組み合わせることで簡単に1エネ110ダメを実現できる。やられる方はうざいが火力不足は否めないので各種チャームを上手く使いたいところ。「着せ替え」の《マギアナ》との相性も良好。
・ニンフィア(D)
HP110。逃げ2。下技の条件を満たせば160ダメを出せるが要求エネもサポート使用の条件も厳しい。どうしても使いたいなら《グズマ&ハラ》と組み合わせるのが一番良い。
龍ポケモン
HP280。逃げ3。今弾の表紙を飾る看板ポケモン。GX技「オルタージェネシス」はゲームが終わるまで自分のポケモンの技に30の火力UP付与というものだが追加効果が壊れている。《カプテテフGX》や《デデンネGX》ならば3枚サイド、非GXでも2枚を取られてしまうので、今後手数で勝負するデッキタイプはかなり厳しくなる。280という一歩抜けた耐久と突かれにくい弱点のお陰で場持ちも良く、GX技後の上技にも無理なく繋げられる。エネ加速の追加効果もかなり優秀。
HP280。逃げ3。数少ないUBタッグかつ特性持ち。「ぼうしょく」は高耐久のこのポケモンとの相性良好。終盤まで《ウルトラスペース》が腐らなくなるのはありがたい。上技は3エネ180と従来のタッグと比べると追加効果がない分だけかなり火力が出る。注目はGX技。サイド公開効果も面白いが追加効果が壊れている。雑にサイド2枚を取られるので非GXはかなりの苦戦を強いられることになりそう。間違いなく一線級の性能を持つが《シルヴァディGX》や《アローラキュウコンGX(妖)》のGX技には注意したい。
・ジジーロン(C)
HP120。逃げ1。下技は2色以上の基本エネルギーを付けることで140ダメ。《溶接工》を採用した【レシゼクアーゴヨン】や《クワガノン》からエネ付け先としてサブアタッカーの席を手に入れたいところ。
・ジャラコ(D)
HP60。逃げ1。60ジャラコは何種類か存在するがコイントスで無敵になれる『プロモパック第1弾』ものが一番優秀か。時点で確定20ダメ軽減の『ドラゴンストーム』(逃げ1)や軽減特性持ちの『キミを待つ島々』(逃げ2)がある。
・ジャラコ(B)
HP70。逃げ2。70ジャラコはこれだけなので代休を優先するならこちら。技は平凡。
・ジャランゴ(B)
HP80。逃げ2。ノータイムでジャラランガにできる特性が非常に優秀。ジャランゴを使うならこれ一択だがそもそも《ふしぎなアメ》飛ばせばいい感は否めない。
・ジャラランガ(B)
HP160。逃げ2。上技のエネ加速、下技の高火力はどちらも使い勝手が良い。《くろおび》や《格闘道場》との相性も良好なのでハマれば強いデッキが作れそう。
・ウルトラネクロズマ(A)
HP110。逃げ2。非GX最強とも思える技を持っているが特性は史上最弱。自ら《アローラベトベトン》で消すのもありだが《ジラーチ》や《ギラティナ》も使えなくなるので従来の【ウルネクカラマネロ】とは違うアプローチで構築することになる。現実的な使い方だと《マーシャドーGX》での踏み倒しだがそれならもっと強い技があるはず。
今回はここまでです。次回は残りのポケモンとトレーナーズを見ていきます。
それではまた〜