【ポケモンカード】仰天のボルテッカー収録カード考察③
こんにちは。れもんまるです。
シリーズ最終回です。今日は残りのポケモンとトレーナーズを見ていきます。
↑前回までの記事はこちらから
評価はSが最上位で以下ABCDの計5段階。あくまで個人的な主観ですのでご注意を。
※評価基準の目安
S…堂々の当たり枠。環境上位に食い込む性能。
A…優秀カード。環境デッキへの採用も十分に検討できる。
B…標準クラス。他に競合相手がいなければ採用。
C…微妙。特定のカードとのシナジーがあれば採用を検討する。
D…残念枠。まずストレージで見かけることになるであろうカードたち。
凡例
・『』→エキスパンション名
・《》→カード名
・【】→アーキタイプ名
・「」→技名など
悪タイプ
・ポチエナ(D)
HP70。逃げ1。バニラ性能なので特に注目するべき点はない。『ダークオーダー』のポチエナが上技で山からポケモンを持ってこれるのでそちら優先。
・グラエナ(D)
HP110。逃げ1。上技で50軽減は珍しいが自身の耐久が低く、火力も出ないので採用理由がない。下技も平凡。
・ヤミラミ(C)
HP70。逃げ1。下技が《ツインエネルギー》対応のど忘れ。ロック系のデッキへの採用を模索したいが特殊エネを要求するならもう少し火力が欲しかった。
・ドラピオンV(D)
HP210。逃げ3。今弾の外れ枠。下技で毒麻痺だが《ポケモンいれかえ》が多く採用される現環境ではこれをメインで戦うのは難しい。無色対応だが進化ではないので巫女玉にも対応せず、加速手段は他に用意する必要がある。どうしても使うなら《溶接工》が使える炎か《アーゴヨン&アクジキング 》と共存しつつ《カラマネロ》軸で組むなどか。採用理由は愛。
・メグロコ(D)
HP70。逃げ2。種ポケモンで山3枚削りはなかなかだが要求エネが重すぎる。多分《アイアント》で地道に削った方がコスパがいい。余談だが進化していくたびに要求エネが減っていく仕様に気持ち悪さを覚える。同じエネ要求で削る枚数を多くしていったほうが自然に思えるのだが…
・ワルビル(C)
HP90。逃げ2。こちらも下技で山を削れるが1進化なので《トリプル加速エネルギー》や《ツイン》+《カウンターゲイン》に対応する。この進化ラインでLOデッキを組むなら主力になる。
・ワルビアル(D)
HP150。逃げ3。山削りのために2進化している余裕はない。下技も平凡で専用デッキ組むのも難しい。
・ヤブクロン(B)
HP70。逃げ2。上技でグッズの確定サーチができるので悪くないが《ツインエネルギー》要求は辛いところ。『反逆クラッシュ』のHP60ヤブクロンは逃げ1なので機動力を重視するならそちら。
・ダストダス(B)
HP120。逃げ3。デザイナーズコンボ的には《エルフーン》と組み合わせるべきだが《Uターンボード》の都合上それほど噛み合わせが良くないのでこのポケモン専用のデッキ組んだ方が良さそう。《メタルコアバリア》はつけたそばからどんどんトラッシュに落ちていくので面白そう。
鋼タイプ
・ガラルニャース(D)
HP70。逃げ1。「しんかのおたけび」が優秀すぎるのでまず使われないと思われる。
・ガララニャイキング(C)
HP120。逃げ2。上技は現環境で貴重な複数ハンデスが可能な技だが打点が20では厳しい。ロック系のデッキでもこの進化ラインを複数入れる余裕はなさそう。
・テッシード(B)
HP60。逃げ3。1エネでダメージを与えつつ裏に逃げられるので重い逃げエネを軽減できている。『ソード』収録のHP70逃げ2テッシードと選択になる。
・ナットレイ(C)
HP110。逃げ3。自身についている鋼エネ×30の青天井を持ちながらダメージを与えつつ裏に戻れるので《リーリエのピッピ人形》と合わせたい。しかしながら鋼タイプのアタッカーは常に《ザシアンV》と比較される運命にあるためこのカードの評価も暗い。オルジェネ撃たれて無限にボスで呼ばれて負け。
・ギルガルドV(S)
HP210。逃げ3。下技により《ザシアンV》系統のデッキにおける妨害デッキへの回答となる。「オルタージェネシス 」が乗れば《ガラルタチフサグマ》や《ジュナイパー 》のワンパンも可能となるのでこの手のアーキタイプはかなり数を減らしそう。実際のところはデッキスロットの関係から採用されるかは怪しいものの、存在自体に意義があるカードと言える。
・ギルガルドVmax(C)
HP320。逃げ3。終盤になるほど火力が上がる技なので序盤は《ザシアンV》で戦うことになる。正直なところ終盤で必要なのは対面への火力より裏を呼ぶボスなので進化ラインを組み込んでまでこのポケモンを採用する意味があるかと言われると恐らくない。
・ジュラルドン(C)
HP130。逃げ3。下技で3エネ120が出るので『Vmaxライジング』のジュラルドンのように【三神ザシアン】へのサブアタッカー需要が…無いカード。《ギルガルドV》で全て解決する。悲しい。
無タイプ
・イーブイ(C)
HP70。逃げ1。現状は大量展開できる『タッグオールスターズ』のものや《イーブイGX》が現役なのでこちらを採用する理由が特に無い。どうしても70イーブイが欲しいなら、と言った程度。
・カビゴン(A)
HP130。逃げ3。生きた《トロピカルビーチ》特性により手札が7枚なるようにドローできる。初手で何もすることがない場合でも手札が補充できるのが嬉しい。耐久系やエクストラ環境で悪さしそうな匂いがプンプンする。こちらも存在自体に意義があるカード。
・スバメ(C)
HP60。逃げ1。現状使用可能な唯一のスバメ。至って平凡な性能。
・オオスバメ(C)
HP90。逃げ0。下技で2エネ加速しつつ40ダメだが1進化してまですることではない。超エネ要求になるが『リミックスバウト』のロトムでも2エネ加速の効果が得られる。
・ゴニョニョ(C)
HP60。逃げ1。現状1番逃げが軽いゴニョニョになるが『裂空のカリスマ』の2種がそれなりに優秀なのでそちらが優先されそう。
・ドゴーム(B)
HP100。逃げ2。「りんしょう」を持つので今弾のバクオングでデッキを組むなら必須になる。それ以外なら『裂空のカリスマ』のトリプル加速で60+混乱が優秀。
・バクオング(C)
HP160。逃げ3。上技メインで戦うことになるが「りんしょう」持ちがこの進化ラインしかいないので高火力を出すのが難しい。今後種ポケモンで輪唱持ちが生まれれば面白いが…
トレーナーズ
・ドローンロトム(D)
相手の手札とトップを確認できるので《マリィ》前に使うことになる。手札1枚を切ってまでやることではないので弱い。コントロールするなら《シオンタウン》や《ランターン(ちらちらライト)》で何度も確認した方が良い。
・望遠スコープ(A)
今回最も注目されるグッズ。ベンチへの狙撃点を30底上げするため、《ガラルヒヒダルマVmax》《インテレオンVmax》《サンドパンGX》などに期待がかかる。このカードを使うデッキが流行るほど《ミュウ(ベンチバリア)》の採用率が上がるので環境を染め上げるということはなさそう。
・メモリーカプセル(A)
実質的な《思い出のみ》の再録。なぜ名前を変えてしまったのかは謎。【無限ドンファン】に使ってねという性能だが、《くろおび》をつける機会が多そうなので《メモリーエネルギー》がメインになりそう。もちろんこちらを保険でつけて積む手もある。
・サイトウ(B)
闘ポケモン待望のエネ加速手段。似たような《Nの覚悟》に比べると、捲る枚数が1枚減った代わりに特殊エネ対応になり、複数のポケモンに跨ってつけられるようになった。《ストーン闘エネルギー》も対象になるのは嬉しいところ。ただし安定性は低く、複数加速するためにはデッキ内のエネルギー比率を高める必要があるので難しそう。
・ダンデ(S)
今シリーズの火力アップ用サポーター。《ククイ博士》のようにドロー効果が無いので最低限のドロソとして使うことはできないが、《こだわりハチマキ》が無い環境なのでこの30ダメが勝敗を分ける場面が増えてきそう。
・リーグスタッフ(D)
2ドロー+条件付き2ドロー系統の新規サポ。《シュートスタジアム》を常に引けるわけでもなく、多投するカードでも無いため普通にサポートを使った方がよさそう。
・ルリナ(B)
トラッシュから水エネルギーとポケモンを4枚回収できるため、水デッキにおいては《釣り人》の完全上位互換になる。
・キルクス温泉(B)
種ポケモンの耐久を上げるスタジアム。《ザシアンV》の微妙な耐久力を巡る駆け引きがますます難しくなりそう。今後の研究が待たれる1枚。
・シュートスタジアム(C)
Vmaxに参加した際に回復できるスタジアム。《ムゲンダイナV》に与えられた30ダメを回復して確定数をズラすことが考えられるが、通常のVポケモンは「ブレイブキャリバー」を耐えられないためこれがあっても意味のない場面が多そう。受け身スタジアムの難しいところ。
エネルギー
・ウォッシュ水エネルギー(B)
つけた水ポケモンが効果を受けなくなる。《イベルタルGX》や今弾の《ヌケニン》のような奇襲性のある攻撃のケアをできるためそれなりに優秀。《モスノウ》軸でも2〜3枚は採用を検討したい。
・コーティング鋼エネルギー(S)
《ウィークガードエネルギー》にそのまま色がついた。【ルカメタザシアン】を始めとする鋼デッキ全般に採用を検討できる優秀なカード。こちらで弱点をカバーできるので《鋼鉄のフライパン》に代わって《メタルゴーグル》がメインで採用されるかも。
今回はこれで終了です
箱全体としてはやや渋そうですがキョダイパックセットがコインとキラピカチュウ付きでお得そうなので少し剥こうかなと思います。
それでは次回の更新でお会いしましょう👋👋👋