【ポケモンカード】スカイレジェンド収録カード考察①
こんにちは。れもんまるです。
『ジージーエンド』発売から3週間ですが明後日には一気に2つの新規パックが発売されます。いくらGW商戦とはいえさすがに財布が苦しい今日この頃。
遅れましたが今回も新弾考察していきたいと思います。
評価はSが最上位で以下ABCDの計5段階。あくまで個人的な主観ですのでご注意を。
※評価基準の目安
S…堂々の当たり枠。環境上位に食い込む性能。
A…優秀カード。環境デッキへの採用も十分に検討できる。
B…標準クラス。他に競合相手がいなければ採用。
C…微妙。特定のカードとのシナジーがあれば採用を検討する。
D…残念枠。まずストレージで見かけることになるであろうカードたち。
凡例
・『』→エキスパンション名
・《》→カード名
・【】→アーキタイプ名
・「」→技名など
◯草タイプ
HP270。逃げ3。モクローファン待望のタッグチームとして登場。かつての《巨大植物の森》を彷彿とさせるような上技を持つ。今弾収録の《アマージョ》の他、《メガニウム》《フシギバナ》《ジュナイパーGX》と建てば強い2進化は多いだけに色々と悪さできそう。
問題点としては大きく2つ。中間進化を必ずデッキに入れなくてはいけないためスロットが圧迫されること、環境トップに君臨する【レシリザ】系統をはじめとする炎に弱すぎることが挙げられる。後1で2進化を建てても返しで倒されては元も子もない。
・イシズマイ(C)
HP70。逃げ2。現状唯一のイシズマイなのでこれを使う他ない。鈍足設定なので逃げが重いのが残念。
・イワパレス(C)
HP120。逃げ3。特性のおかげで1進化の割には耐久力が高め。技はコイントス次第でパンプアップされていくので《ビクティニ》の補助を受けたい。草+2個玉の組み合わせなので《ユニエネ草炎水》を採用してヤドランと組み合わせるのも楽しそう。
・カリキリ(D)
HP70。逃げ1。久々の新規カリキリであり耐久力が一番高い。だが技の面では『コレクションムーン』の光合成持ちが優秀なので特に差し支えなければ向こうを採用して構わない。
・ラランテス(B)
HP100。逃げ1。上技と1エネで全体10ばら撒きと悪くはないが注目すべきは下技。虹エネやユニエネを付ければ1エネで100ダメが出るのでラランテスデッキの新たなアタッカーとして期待される。草弱点のGXも《ルガルガンGX》をはじめとしてちらほら見かけるので他のデッキに出張できる可能性もある。
一方ラランテスデッキに組み込むには他のラランテスの枚数との相談になる。メインアタッカーの《ラランテスGX》、パンプアップ特性持ちの『サン&ムーン』の《ラランテス》どちらも優秀なのでカリキリの絶対数が足りないのが悩み。
・アマカジ(C)
HP60。逃げ1。基本的なスペックは『コレクションサン』のものと変わらない。技も草エネ10ダメか無色エネ10ダメくらいの違いしかないので完全に好みで採用して構わない。
・アママイコ(C)
HP90。逃げ2。こちらも基本スペックは従来のものと変わらない。技も期待値は同じ。ぶっちゃけ採用するとしても《モクナシ》の技でスルーされるだけの存在なのでどれでもいい。
・アマージョ(A)
HP140。逃げ2。バトル場に草エネを供給できる《メタグロスGX》のような特性を持つ。こちらは非GXなので狙われても被害が少ないのが強み。《モクナシ》とのデザイナーズコンボの他、分岐進化の《アマージョGX》と組み合わせるなど様々な使い方が考えられる。《メガニウム》のおかげで複数建てやすいのも◯。
◯炎タイプ
・ドンメル(B)
HP90。逃げ4。『覚醒の勇者』収録のものと比べるとHPが上がっており、技も1エネ起動なのでこちらを優先したい。進化前から逃げ4なので《怪獣マニア》や《ムキムキパッド》のサポが受けられるのも非常に優秀。
・バクーダ(B)
HP140。逃げ4。上技に「たいあたり」があるので《ノーマルZ》に対応するのが偉い。下技も《トリプル加速エネルギー》と対応しており自然に採用できる。《溶接工》《怪獣マニア》《ムキムキパッド》など様々なカードのサポートを受けられるため見た目以上に強力なデッキが組めるかもしれない。
・ビクティニ(A)
HP70。逃げ1。非常に強力なエネルギー加速技を持っている。ただ炎を含む2色の基本エネが必要なデッキは今のところ決して多くはない。デザイナーズコンボとなる3鳥タッグの他だと【ホワイトキュレム】くらいだろうか。《ひかるミュウ》同様、今後のカードプールの増加によって評価される可能性を考慮しランクは高めに設定した。
・ヒノコヤマ(A)
HP80。逃げ1。初の炎ヒノコヤマ。『アローラの月光』のものに比べるとHPが上がっており、技も加速効果がついたのでこちらを使いたい。
・ファイアロー(B)
HP130。逃げ0。火傷込みで実質1エネ60となる上技、2エネでベンチ狙撃が行える下技どちらも優秀。《溶接工》があるだけにエネが重くなってでももう少し火力が欲しかった。「疾風の翼」アローがいたらもっと楽しそうだった。
◯水タイプ
・ユキワラシ(B)
HP50。逃げ1。『キミを待つ島々』収録のものと比べるとHPが10落ちた代わりに逃げが軽くなった。技は1エネで20ダメ出せるこちらが優秀なのでHPの低さを気にしないのならこちら採用か。
・ユキメノコ(B)
HP80。逃げ1。水では珍しい1エネ起動のアタッカー。最大打点を出せれば《レシリザ》をワンパンできることから奇襲役として期待される。ただし虹エネだと《戒めの祠》と組み合わせるか自らを気絶させなくてはならない。
・ユキカブリ(A)
HP90。逃げ4。『ウルトラムーン』のユキカブリよりもHPが高く、技も10ダメ+眠りと優秀。逃げ4サポを受けられるのも◯。
・ユキノオー(D)
HP140。逃げ4。上技は相手依存、下技もわざわざ撃つほどではなく採用理由を感じない。
・フリージオ(B)
HP90。逃げ1。進化不要のグッズロック。後1からロックをかけられるが与えるダメージが10、2個玉に対応しないとあってあらゆるデッキに採用されるということはなさそう。
・ケルディオGX(B)
HP170。逃げ2。ついに現れたGX版フーパ。一見強そうなのだが自らが《無人発電所》で突破されてしまうため、弱点を突ける【レシリザ単】はともかく【サナニンフ単】や【フェロマッシ単】に明確な有利を取れないのは大いに問題。特性ありきの性能なため素のスペック不足が目立つことに加え、水タイプの時間稼ぎとしては《フリーザー》が優秀なためこのカードが多数採用されるデッキはそう多くないと思われる。
・カプレヒレ(D)
HP120。逃げ1。UB相手限定で1エネ100ダメの技を放てる。明確な《ズガドーン》系統へのメタカード。無色で撃てることもありズガドーン が重すぎるようなデッキならば検討できる。しかしながら現在はズガドーン自体の数が全盛期より減っていることや、《マーシャドー(リセホ)》と異なり汎用的な能力もないことからまず使われることはなさそう。
◯雷タイプ
・コイル(C)
HP60。逃げ1。『ウルトラフォース』収録のものと比べるとHPが高くなっているが技はあちらに軍配が上がる。耐久を重視するならこちら。
・レアコイル(D)
HP90。逃げ2。現状存在するレアコイルのスペックは全てこれ。『ウルトラフォース』のものと上技の基本性能は同じで、下技はまず撃つこともないと思われるので好みで選んで良い。
・ジバコイル(B)
HP160。逃げ3。SMレギュでは珍しい複数タイプを持つ。《サナニンフ》が一定数環境にいることもあり腐ることはなさそう。元々の耐久力も及第点で《鋼鉄のフライパン》や《メタルコアバリア》などの補助を受けられる。技は貴重なトレーナーズ確定回収なのでうまく使える構築が見つかれば化ける可能性も。
・デンジュモク(A)
HP120。逃げ2。サイド3枚に対応するUB。【ジラーチサンダーUB】の新たなサブアタッカーとして期待される。カードプールに「アサルトサンダー」をメタるHP120群が増加気味でありそれらをぴったり狙えるのが優秀。また、《ビーストエネルギー》や《エレキパワー》などのパンプアップ手段にも恵まれており自然に180や210のラインに届くのが素晴らしい。
前半はここまで、次回は残りのポケモンとトレーナーズを一気に見ていきます。
それではまた〜