れもんまるのポケモン日記。

第5世代で一度引退したトレーナーが第7世代でまったりレートを楽しむ予定。最近はPokémon GOやポケモンカードに浮気中。

【ポケモンカード】ジージーエンド収録カード考察③

こんばんは。れもんまるです。

 

前回に引き続きジージーエンドのカードを考察していきます。

最終回の今回はトレーナーズと環境考察を行います。

 

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評価はSが最上位で以下ABCDの計5段階。あくまで個人的な主観ですのでご注意を。

 

※評価基準の目安

S…堂々の当たり枠。環境上位に食い込む性能。

A…優秀カード。環境デッキへの採用も十分に検討できる。

B…標準クラス。他に競合相手がいなければ採用。

C…微妙。特定のカードとのシナジーがあれば採用を検討する。

D…残念枠。まずストレージで見かけることになるであろうカードたち。

 

凡例

・【】→エキスパンション名

・「」→カード名

・〈〉→デッキタイプ名

 

 

◯トレーナーズ

 

 

・タッグスイッチ(B)
タッグチーム限定で2個動かせる「エネルギーつけかえ」。タッグの高い耐久力を「満タンのくすり」で使いやすくなるのは大きな強化点。特殊エネも動かせるので使い道は広そう。

 

・リセットスタンプ(S)
今回のぶっ壊れカード。相手限定だがかつての「N」と同じハンドリフレッシュができる。「覗き見レッドカード」と比べるとピーピングこそできないがその妨害性能は大幅に上がっており、凶悪な行動制限を押し付けることができる。グッズである故にサポ権を消費しないためどのデッキにも複数枚採用される可能性が高く、これからのポケカにおける必須カードと言える。

 

・くろおび(A)

闘エネルギー版の「カウンターゲイン」。対象は闘ポケに限定されないため、闘エネ要求となる他タイプのポケモンにも利用することができる。「エビサワカポ」はこのカードの存在によりより安定感が増すことになった。闘エネは加速手段が少ない中貴重なエネ軽減カードであり、「格闘道場」とのシナジーも合理的なので今後よく見かけるカードになるだろう。

 

ギーマ(D)

相手に干渉する「ダメージムーバー」。「ギラガブ」などの効果誘発に使う札となるが、『既に相手の場にダメカンがある』『載せ替えられるのは一体』と制約が多い。サポでやる意味が感じられなければ「ダメージスワップ」、時間差でいいなら「戒めの祠」などで事足りるので採用意図が重要になる。

 

・コーチトレーナー(C)

新規ドロソ。バトル場がタッグチーム時限定で4枚ドローとなる。発動条件としては「ルスワール」や「マーマネ」よりも緩く、タッグ単ならば必ず追加ドローできる。ただしタッグ単には「ブルーの探索」が主に採用されるため、「リーリエ」「シロナ」等の他ドロソとの競合も含めるとこのカードが積極的に採用される可能性はそれほど高くなさそう。

 

・巨大なカマド(S)

炎エネに限りサーチ数が2枚に増えた「トキワの森」。もともと炎とデッキにトキワが採用されるのも珍しくはなく、このカードも積極的に採用されそう。「溶接工」を最大限利用できるカードであり、これまで以上に炎デッキの展開スピードが上がりそう。

 

 

◯再録枠(評価省略)

 

 

・あなぬけのヒモ(TR)

小説『蜘蛛の糸』を彷彿とさせるイラスト。採用率の高いグッズなので是非揃えたい。

 

・ネストボール(TR)

ハイパーボールと同じテイストのイラストとなった。統一してデッキを組みたいがネスト自体の供給が不足気味なのでお値段もそれなりにしそう。

 

ロトム図鑑(TR)

TR中圧倒的な残念枠。下手したらストレージ堕ちも充分あり得る。何故これを再録しようと思ったのか小1時間問い詰めたい。どうでもいいけどニンテンドーswitchぼくも買いたいです。

 

・フウとラン(TR)

サポート枠。双子の仲の良さが伝わってくるほのぼのイラスト。採用枚数も落ち着き気味だが時々使うので是非1枚は手に入れておきたい。

 

 

◯環境考察

 


新弾の目玉である「ギラガブ」は優秀な狙撃能力と使いやすいメイン技を武器に環境に君臨する可能性が高い。

 


「リセットスタンプ」がカードプールに加わったことでカウンター系統のデッキが大幅に強化される一方、コンボパーツを手札に溜め込むデッキタイプはかなりの苦戦を強いられることになりそう。

 


以下に現環境でメジャーなデッキを中心として簡単に個別考察する

 


・レシラム&リザードンGX

【ダブルブレイズ】環境で中心を担ったデッキタイプ。中盤にかけては対策が進み結果を出し切れなかったものの終盤にかけては各地の環境で結果を残した。

新弾では「ヒードランGX」や「巨大なカマド」の存在により継続強化される。一度盤面を作ってしまえば倒されない限り安定するデッキタイプなので終盤の「リセットスタンプ」にもある程度の耐性がある。


ピカチュウ&ゼクロムGX

〈リザレシ〉と双璧をなすタッグチーム。リザレシにやや弱い点から当初はかなり数を減らしたものの攻撃性能をより尖らせた上で「マーシャドー」による要求値の押し付けにより強引に勝ち筋を作るタイプが流行。

新弾では「ライライ」「リセットスタンプ」「タッグスイッチ」が主な強化点。フルドライブにより山札を圧縮しつつ盤面を作れるのでスタンプ耐性が高く、再び環境トップに君臨する可能性がある。


サーナイト&ニンフィアGX

シティリーグ安定した結果を残したデッキタイプ。やや苦手だった〈レシリザ〉が強化されたのは痛いが、多くのデッキタイプに互角以上を取れるのが強み。今後数が増える龍タイプや「ゾロアークGX」主体のデッキには優位を確保できるため相対的な立ち位置は良くなると思われる。


カラマネロ系統

新弾の目玉「ギラガブ」を引っさげて環境トップに君臨すると思われる。「ギラティナ」の特性とも合理的に噛み合っており、これまで以上に取れる戦術が広がる。一方で新規の「フーパ」が収録されので「非GXには脳死ギラティナを投げれば勝てる」というわけでもなくなったのは覚えておきたい。


ゾロアークGX系統

【ダブルブレイズ】では新たに「ペルシアンGX」「ジュゴン」「トリプル加速エネルギー」を獲得し再び環境環境上位に食い込んできた生きる伝説。

新弾では「リセットスタンプ」が攻守ともにかなりの強化点となる。自らが置きドロソとアタッカーを兼ねるので返しのスタンプ耐性も素晴らしい。もともと様々な進化ポケモンを採用する余裕がある柔軟なデッキタイプなので【ジージーエンド】環境でも5本の指に入ってくるだろう。


ジラーチサンダー系統

最も代表的な非GXデッキ。【ダブルブレイズ 】では火力不足に悩みながらもサイドレースの優位を最大限に利用し柔軟な戦術で環境に居残り続けた。

新弾では苦手だった〈カラマネロ系統〉に対して「フーパ」を獲得したがそれ以上に「リセットスタンプ」が大きな痛手。もともとタイミングが重要なUBやサーチが難しい虹エネ、パンプ用の「エレキパワー」など手札に豊富なパーツを溜め込んで戦うデッキなのでそれらが容易に流されてしまうのはかなりきつい。今後は「マグカルゴ」や「ヤレユータン」の補助を受ける可能性が高いがベンチ圧迫や遂行速度の低下など課題は山積。

 

 

 

3回にわたって行ってきた考察シリーズも今回が最終回です。これまで読んでいただいた方、ありがとうございましたm(_ _)m

それではまた~