【タイプ統一杯優勝】水統一の研究メモ①
こんにちは。@れもん。です。
先日自分が所属するポケモングルで開催されたタイプ統一杯で優勝させていただきました。
今回はタイプ統一パ同士における考察を行っていきたいと思います。
今大会は変則ルールで、
1.シングルフラット
2.1つのタイプをテーマに置いたパーティにする。
4.タイプは事前に申請し、後に変える事は出来ない
となっており水統一の大きな武器であるゲッコウガが事実上禁止された状況。代わりに一戦ごとのポケモンの変更は禁止されておらず、相手のタイプが事前に分かっていることから対戦相手同士の激しいメタの張り合いが予想されました。
水統一の強みは雨をタイプ一致で使えることからどの試合でも雨ギミックを中心に組むこととしました。
今回はメモも兼ねて大会を振り返り、各タイプに使用した構築の解説をしていきます。
◎対フェアリー統一(1回戦)
第7世代に入り協力なカプ系が追加され、統一パでもトップメタに君臨する強タイプ。特に対策が必要なポケモンは以下の通り。
◯カプ・コケコ
持ち物候補:スカーフor眼鏡or珠
水統一に当てるなら真っ先に採用を考える高速電気。脳筋10万連打プレイだけで壊滅しかねないスペック。スカーフならば雨パに対しても多くの相手に上から殴れるので最有力候補か。
持ち物候補:鉢巻or突撃チョッキ
タイプ一致で超高火力草技を放つ化け物。鉢巻ウッドハンマーは脅威だがそれ以上に有利対面を一度でも作られるとウッドホーン連打だけで壊滅する。持ち物候補は高火力を押し付ける鉢巻か特殊に強くなるチョッキが有力。
持ち物候補:眼鏡orカゴ
ご存知嫁枠。スキン補正は弱体化したとはいえハイパーボイスで高火力を押し付けてくる。水統一は特殊に偏りやすく高いDを盾に瞑想の起点にされる可能性も考えられる。
持ち物候補:残飯or光の粘土
カオスの権化、みんな大好き糞鍵。いばみががなくなっても優秀な耐性と悪戯心によるサポートでは今作でも一線級。妖に積みエースはニンフィアぐらいしか見当たらないものの、単純に壁貼りで味方の行動機会を増やされるとタイプ不一致技での処理が難しくなり壊滅の恐れがあるので気をつけたい。
◎構築の概要
この大会は雨で心中すると決めているので雨始動役のペリッパーは確定。雨下エースを1枠空けて、電気受けのランターンまですぐに決まった。残りは行動機会を保証できる枠、対妖に刺さるメンバーを組み込みパーティの雛形が完成した。
それでは個別の解説に移る。
◯ペリッパー@襷
【特性】雨降し
【性格】無邪気
【努力値】4-0-0-252-0-252
【技構成】ハイドロポンプ、暴風、蜻蛉返り、追い風
雨始動役。 始動役だけではなく自らも広い攻撃範囲で積極的に負荷をかける。追い風は後続の中速アタッカーやアバゴーラの低い素早さを補うためのギミック。無邪気なのはたまたま手に入れた野性産の色違いを使ったからであり、蜻蛉を採用することで言い訳している。多分臆病にして蜻蛉→波乗りの方がいい。
◯ガマゲロゲ@命の珠
【特性】すいすい
【性格】意地
【努力値】4-252-0-0-0-252
【技構成】地震、毒づき、岩雪崩、身代わり
今回の秘密兵器1で雨下すいすいエース。数々のすいすい持ちの中でこいつを採用する理由は「電気を無効化できること」「毒づきを覚えること」である。雨下の高い素早さから水統一の脅威であるコケコとブルルの両方に強い数少ない駒になれる点を重視した。ちなみにガマゲロゲは技範囲が絶望的なまでに狭く、滝登りやエッジを覚えないので常に火力不足に悩まされる。両刀でハイポンを組み込むのも手だったが厳選時間が足りず岩雪崩で妥協。
◯ランターン@残飯
【特性】蓄電
【性格】穏やか
【努力値】68-0-0-180-252-4
【技構成】熱湯、ボルトチェンジ、毒毒、守る
対電気枠。コケコ入りの構築には100%選出する。普段なら冷凍Bを採用するが妖統一戦においては刺さらないので技スペが余る。そのため有利対面で撃てて残飯との相性もいい毒守型となった。フリーで回し練習をした際も勝ち筋が残ることが多く非常に頼りになった1匹。
余談だが水統一が通常のPTと戦う時相手のコケコ先発が多いが必ずしもランターンを先発に置く必要はない。草Zなんかでない限り基本的に後出しが成立するので問題なく雨を降らせていくべき。
◯アバゴーラ@弱点保険
【特性】頑丈
【性格】陽気
【努力値】0-252-4-0-0-252
雨以外の勝ち筋を確保する枠。水統一における数少ない物理アタッカー。一貫性のできやすい統一パでは襷を使わずとも行動機会を保証できる頑丈持ちが非常に優秀なため採用。弱点保険で火力を上げて強引に突破し、アクジェを絡めて1対1+αの交換を狙う。基本的にサイクルを放棄してしまうので純粋な勝ち筋を放棄することに繋がり、選出時はそれほど勝率も良くない。
◯エンペルト@眼鏡
【特性】激流
【性格】控えめ
【努力値】252-0-0-252-4-0
【技構成】ハイドロポンプ、波乗り、ラスターカノン
鋼枠。眼鏡ラスカノや雨ハイポンで安易な受け出しを許さない。優秀な耐性によりほぼ行動機会が保証されるので、サイクル崩しを担当する。相手のタイプがわかっているので冷凍Bの枠はステロなどに差し替えてもいいかもしれない。
◯ドククラゲ@毒Z
【特性】ヘドロ液
【性格】臆病
【努力値】4-0-0-252-0-252
【技構成】熱湯、ヘドロウェーブ、毒毒、守る
今回の秘密兵器その2。当初はZ蓄えるドヒドイデだったが結局ブルルがどうしようもないのでヘドロ液でウッドホーンを許さず、タイプ一致毒技を撃てるクラゲを採用。一貫性のある毒技をZで押し付ける。例の如く技スペが余るので毒守を搭載しているが、使い勝手は悪くなかった。
◯対戦結果 勝利(2-0)
相手使用パーティ
キュワワー、アシレーヌ、ミミッキュ、クチート、トゲキッス、ニンフィア
予想とは大きく異なりカプ系不在の構築。注意したいのはキュワワー。ヒーリングシフトで雨切れまで粘られるとジリ貧になるのでドククラゲでの遂行を急ぎたい。
相手選出
此方選出
まずはランターンのボルチェンでミミッキュの皮を剥がしつつ通りの良いドククラゲの毒技で負荷をかけていく。ミミッキュをヘドロウェーブ→毒Zで突破。相手パーティは全員が電気or草技を持っていたらしいがタイプ一致で高火力を押し付けたこちらが優位に。ドククラゲでキュワワーを安定してしつつアシレーヌに致命傷を与え無事に勝利。
次回は引き続き2回戦での使用構築を振り返っていきます。